2008年 06月 22日
ヒコーキ写真テクニック |
イカロス出版から最近出た鉄鳥撮影本。数年前にも同じような本が出ていましたが、売れるんですかねえ? この類の本。などと言いつつ、数年前の本も買いました。ただ、部屋の中でどこにいったのかわからない…(なので書名と出版年がわからないのよ)
この類の本のはしりは、たしか1970年代末か1980年代初めに航空ジャーナルから出た「マッハを撮る」。出版から数年後、当時の編集長の中村浩美氏にお会いしたとき、「マッハを撮るの続編は出ないんですか?」と尋ねたところ、「あれはさっぱり売れなかったんだよ。マニアはねぇ、誰かが買った1冊から撮影ポイントのページだけコピーして使うから。ははは…」と、例のにこやかな顔で語っておりました。
マニアがこの類の本に期待するのは、移り変わりの激しい撮影ポイント情報であって、最近のマニアの嗜好からすれば、国内のみならず、海外の撮影ポイント情報が充実していればより魅力的。プロカメラマンのグラビアや撮影裏話、カメラとレンズのことには、実はほとんど価値を感じていません。あ、徳永克彦氏の空撮と撮影裏話だけは別ね。これは掲載されていると打点が高いです。逆に、柴田三雄氏の打点は、カメラ誌で言われているほどのことは…(以下自粛)
そういう観点では、この本、国内撮影ポイント情報は貧弱だし、海外の情報は、Machynlleth Loopの記事を除けば、色々あって興味はそそられるけど、具体的なアクセス手順や地図が無い、という中途半端。反面、カメラとデジタルフォトの記事は充実してます。デジタルカメラの世代交代が読者の関心を呼びそうなことと、洲崎秀憲氏の原稿料…いや、原稿量への挑戦が、きっと高次元で融合したのでしょう。
以下、筆者的に興味がわいたこと。
この類の本のはしりは、たしか1970年代末か1980年代初めに航空ジャーナルから出た「マッハを撮る」。出版から数年後、当時の編集長の中村浩美氏にお会いしたとき、「マッハを撮るの続編は出ないんですか?」と尋ねたところ、「あれはさっぱり売れなかったんだよ。マニアはねぇ、誰かが買った1冊から撮影ポイントのページだけコピーして使うから。ははは…」と、例のにこやかな顔で語っておりました。
マニアがこの類の本に期待するのは、移り変わりの激しい撮影ポイント情報であって、最近のマニアの嗜好からすれば、国内のみならず、海外の撮影ポイント情報が充実していればより魅力的。プロカメラマンのグラビアや撮影裏話、カメラとレンズのことには、実はほとんど価値を感じていません。あ、徳永克彦氏の空撮と撮影裏話だけは別ね。これは掲載されていると打点が高いです。逆に、柴田三雄氏の打点は、カメラ誌で言われているほどのことは…(以下自粛)
そういう観点では、この本、国内撮影ポイント情報は貧弱だし、海外の情報は、Machynlleth Loopの記事を除けば、色々あって興味はそそられるけど、具体的なアクセス手順や地図が無い、という中途半端。反面、カメラとデジタルフォトの記事は充実してます。デジタルカメラの世代交代が読者の関心を呼びそうなことと、洲崎秀憲氏の原稿料…いや、原稿量への挑戦が、きっと高次元で融合したのでしょう。
以下、筆者的に興味がわいたこと。
- アメリカ空軍のEMI対応条項のおかげで、軍用機の空撮ではニコンがシェア100%、というのは納得。昔から軍やNASAで使われているだけに、そのへんの対応は避けられないんでしょうね。それに対し、EMI対応条項に不熱心な他社の立場にも理解を示す徳永氏の意見には同意。でも、ニコ爺な人々には、キヤノンに対して鬼の首を取ったエピソードがまたひとつ増えましたな(笑)
- 雑誌で見る洲崎氏の写真は、機体が背景の空から紙1枚浮き出たように見えるほどシャープネスがきつい、と、かねがね思っていましたが、彼はアンシャープマスクの適用量200%を基本にしていたのね。もちろん、半径としきい値によって輪郭強調のかかり具合は異なりますが、そんなにかけていたんだ、と、びっくり。
- シグマの広告は、APO 120-400mmとAPO 150-500mmの2本。さすが、ユーザー層をよくわかってらっしゃる(笑)
by aim-120a
| 2008-06-22 23:59
| 航空宇宙
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