2009年 09月 15日
攻撃の表面 |
最近話題(なのか?)の、TCPのzero-window攻撃に関する脆弱性を色々調べています。仕事というより興味本位ですが(笑)
MSの場合、Windows Server 2008とVistaはリモートコードを実行させられるので緊急対応必須ですが、XPは単にDoS攻撃でハングするだけなので、MSの扱いもなげやりの模様。
▼Windows TCP/IP の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-048.mspx
FAQにこんなくだりを見つけました。
まあ、言いたいことはわかりますが、「攻撃の表面」って、いったいどういう言葉を訳したものやら。
▼Vulnerabilities in Windows TCP/IP Could Allow Remote Code Execution
http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/ms09-048.mspx
「攻撃の表面」とは "attack surface" のことでしたか。攻撃に直面する箇所のことでしょうから、ミリタリ的見地からは「戦線」とか「前線」がよさげな喩えに思えますが(もっともあっちの言葉はfrontだけど)、ググると、IT用語では「攻撃対象領域」という言葉が見つかります。
探したらWikipediaにもありました。なるほど、表面だけでなく、もうちょっと深いところまで考慮した概念なんですね。
▼Attack surface
http://en.wikipedia.org/wiki/Attack_surface
余談ながら、こいつが出た瞬間「これはヤバい」と思って速攻で訳して読んだけど、日本語版もほぼ同時に出ていた(藁)
▼Cisco Security Advisory: TCP State Manipulation Denial of Service Vulnerabilities in Multiple Cisco Products
http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20090908-tcp24.shtml
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/security/107/1071525/cisco-sa-20090908-tcp24-j.shtml
気合いれて技術情報を読むとそれなりに達成感があるものですが、脆弱性情報の場合まったく達成感がなく、単に気持ちがどんよりするだけなのが悲しい。
MSの場合、Windows Server 2008とVistaはリモートコードを実行させられるので緊急対応必須ですが、XPは単にDoS攻撃でハングするだけなので、MSの扱いもなげやりの模様。
▼Windows TCP/IP の脆弱性により、リモートでコードが実行される
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-048.mspx
FAQにこんなくだりを見つけました。
マイクロソフトは Windows XP を実行しているお客様にオペレーティング システムに含まれているファイアウォール、またはネットワークファイアウォールを使用して影響を受けるポートへのアクセスを阻止し、信頼されないネットワークからの攻撃の表面を制限することを推奨します。
まあ、言いたいことはわかりますが、「攻撃の表面」って、いったいどういう言葉を訳したものやら。
▼Vulnerabilities in Windows TCP/IP Could Allow Remote Code Execution
http://www.microsoft.com/technet/security/bulletin/ms09-048.mspx
Microsoft recommends they use the firewall included with the operating system, or a network firewall, to block access to the affected ports and limit the attack surface from untrusted networks.
「攻撃の表面」とは "attack surface" のことでしたか。攻撃に直面する箇所のことでしょうから、ミリタリ的見地からは「戦線」とか「前線」がよさげな喩えに思えますが(もっともあっちの言葉はfrontだけど)、ググると、IT用語では「攻撃対象領域」という言葉が見つかります。
探したらWikipediaにもありました。なるほど、表面だけでなく、もうちょっと深いところまで考慮した概念なんですね。
▼Attack surface
http://en.wikipedia.org/wiki/Attack_surface
余談ながら、こいつが出た瞬間「これはヤバい」と思って速攻で訳して読んだけど、日本語版もほぼ同時に出ていた(藁)
▼Cisco Security Advisory: TCP State Manipulation Denial of Service Vulnerabilities in Multiple Cisco Products
http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20090908-tcp24.shtml
http://www.cisco.com/JP/support/public/ht/security/107/1071525/cisco-sa-20090908-tcp24-j.shtml
気合いれて技術情報を読むとそれなりに達成感があるものですが、脆弱性情報の場合まったく達成感がなく、単に気持ちがどんよりするだけなのが悲しい。
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by aim-120a
| 2009-09-15 12:56
| 電脳
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